女優・佐々木すみ江さんが、2月19日に死去しました。佐々木すみ江さんと言えば、存在感のある演技で名脇役として大活躍。
佐々木すみ江さんが出演したドラマや映画は数知れず、代表作はいくつもありますが年配の方だけではなく、若い世代の人でも佐々木すみ江さんを知る人は多いはずです。
若者たちに知られるきっかけとなった作品は、TBS系「花より男子」「花のち晴れ」で松本潤さん演じる道明寺家の、メイド頭タマ役。あの鋭い視線と存在感のある演技は一度見たら忘れられません。
そして、NHK大河ドラマ「篤姫」で主人公の養育係菊本役を演じ「女の道は一本道でございます」という名台詞を残したことでも有名ですね。
佐々木すみ江さんは、1928年 東京都出身。
劇団民芸の結成に参加し、51年に「その妹」で初舞台を踏み役者としてデビュー。71年に同劇団を退団まで数多くの舞台に出演していました。
退団後は、蜷川幸雄演出の「にごり江」「欲望という名の市電」や、井上ひさし作・木村光一演出「頭痛肩こり樋口一葉」などの舞台にも出演ていました。舞台を引退後、ドラマ、映画などに活躍の場を移し、主役を演じることさえなかったですが、その演技は唯一無二と称され「ふぞろいの林檎たち」では中井貴一演じる主人公の母親役として存在感のある演技を見せ、女優・佐々木すみ江の名を世間にしらしめました。
最近では、現在放送中の連続ドラマ「さすらい温泉 遠藤憲一」に出演していたばかりです。先月1月30日には、女優の角替和枝さん(昨年10月死去)のお別れ会に参列していました。
ご冥福をお祈りいたします。