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大谷翔平「二刀流モンスター」日ハム時代とMLBロサンゼルス・エンゼルスでの活躍は?!

投稿日:2018年11月11日 更新日:

大谷翔平は、2018年からMLBロサンゼルス・エンゼルスに所属する言わずと知れた野球界の二刀流モンスター。
2012年9月に「プロ志願」、その後直後の2012年10月21日に大谷翔平本人自らドラフト1位候補の高校生がドラフト会議前に進路を米球界と宣言したのは過去前例のない初めてのこととして大きな話題に。

プロフィール

大谷 翔平/おおたに しょうへい
2013-2017年まで「日本ハムファイターズ」所属
2018年~現在 MLB ロサンゼルス・エンゼルス 所属

守備:投手
背番号:17番
岩手県出身 1994年7月5日生まれ/193CM/97kg/B型

 

大谷翔平 日ハム入団に至るまで

2012年10月25日に、北海道日本ハムファイターズにドラフト1位で指名を受ける。本人のはあくまでも米大リーグ挑戦を表明していたが、日本ハム球団側から投手と打者の「二刀流」育成プランなど、球団側の大谷翔平の将来性を加味した提案に翻意し、彼は日本ハム入団を表明した。
そして同年12月25日、大谷翔平は日本ハムと正式契約(契約金1億円、出来高払い5000万円、年俸1500万円)した。

大谷翔平の活躍は入団直後からめざましく、2013年西武との開幕戦に「8番・右翼」で先発。第2打席にプロ初安打となる右翼線二塁打を放ち、第3打席には右翼線適時打で初打点もマークした。高卒新人が野手で開幕戦に先発出場するのは球団では1959年の張本勲(当時東映)以来54年ぶり。安打を記録したのは球団史上初で、複数安打したのは1960年矢ノ浦国満(当時近鉄)に次いで53年ぶり2人目の快挙と言う偉業を成し遂げた。

投手としては、2013年5月23日ヤクルト戦でプロ初登板。先発して5回2失点で勝敗は付かなかったものの、新人のデビュー戦では1999年の松坂大輔(当時西武)を超える史上最速の球速157キロをマークした。

この時点で彼は既に、打って記録、投げでも記録と言う誰しもが予想していた以上の記録を打ち出し、大谷翔平と言うまさに野球界のモンスターを世に知らしめた。

 

日本ハム時代に残した7つの伝説記録

2013年~2017年での5年間、
大谷翔平が日本ハム時代に残した功績、その伝説と呼ぶにふさわしい7つの記録。

 

1. 高卒3年目で年俸1億円の大台到達
2014年に大谷選手は、年俸3000万円から7000万円増の1億円でサイン。高卒3年目での1億円の大台到達は西武時代の松坂大輔投手以来、プロ野球史上2人目である。また、翌年は1億アップの2億円で更改。2007年の日本ハム・ダルビッシュに並ぶプロ野球史上最速タイ。

2.投手として通算本塁打48本
大谷選手の日本プロ野球の通算本塁打は48本。投手としての本塁打記録は金田正一さんの38本だったが、大きく越し、歴代一位になった。

3.史上初の10勝100安打20本塁打を達成
2016年には日本プロ野球史上初となる「10勝100安打20本塁打」を達成。解説者などから批判もあった二刀流を見事成就させた。

4.NPB所属にも関わらず、MLB「最も興味深い50人」に選出される
2016年と2017年の2年連続で、ニューヨーク・ポストの「MLBで今年最も興味深い50人」に選出された。日本球界(NPB)でプレーしているにも関わらず、MLB注目の人物として選出されるのは極めて異例のことだった。

5. ベストナインで史上初の投打でW受賞
2016年のプロ野球ベストナイン。大谷選手は「投手」と「ベストDH」で史上初の“二刀流受賞”を達成した。同年、最優秀選手(MVP)と日本プロスポーツ大賞も受賞している。

6. 松井秀喜に続く2人目の「東京ドームに消えた打球」
2016年11月13日の日本代表「侍ジャパン」とオランダとの強化試合。7回、代打大谷の高く上がった打球は東京ドームの天井に吸い込まれて、消えた。ドームの特別規定で二塁打に。同様のことを2002年に当時、巨人の松井秀喜が起こしており、史上2人目となる。ボールはその後、無事みつかった

7. 日本最速の165キロをマーク
2016年10月16日の福岡ソフトバンクホークスクライマックスシリーズ第5戦。9回にDH解除をしてリリーフ登板した大谷は、日本球界最速となる165キロをマークした。

そして2017年11月11日午前11時、都内で記者会見を開き、来シーズンから大リーグに挑戦することを正式に表明した。
大谷選手は正式にメジャー挑戦を表明。大谷の日本ハムでの背番号は「11」。
11月11日午前11時から始まったこの会見で背番号と同じ“1並び”になったが、これは会見内で偶然であることを明かしている。ここでも実にミラクルなモンスターの魅力を発揮した。

 

ロサンゼルス・エンゼルス入団・会見

2017年12月9日(アメリカ ロサンゼルス現地時間)米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のアナハイムにあるエンゼルスタジアムで入団会見。
英語で自己紹介した後、「エンゼルスに縁を感じた」ことを入団の理由に挙げ、「優勝目指して頑張っていきたい」と抱負を語った。

背番号は17番

入団会見でのやりとり

大谷投手 ハーイ、マイネームイズショーヘイ・オータニ(会場から歓声)。
こんなに多くの人の前で話すのは緊張しますし、今まで考えてきたことが全部飛びそうなので、ちょっとつまずいたら申し訳ないなと思っています。

 まず初めにエンゼルスの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいなと思います。僕の家族、日本のチームメート、僕に野球を教えてくださった指導者の皆さま、日本のファンの皆さんにも本当に感謝したいと思います。ありがとうございます。今回のプロセスに当たり、本当にいろいろな方々に支えられてここまで来ました。毎日毎日何度も何度もミーティングを繰り返し、本当に親身になってくださった全スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

 本当にたくさんの人たちに支えられて、今日、このメジャーリーグのスタートラインに立てたことを感謝していますし、これからエンゼルスの一員として、ファンの皆さんとともに優勝目指して頑張っていきたいなと思っています(会場から歓声)。

 最後に一つだけ、今日、マイク・トラウト選手の結婚式がありますので、結婚おめでとうございます。一日でも早くエンゼルスの選手の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました(大きな拍手を受けた)。

 --他のチームではなく、ロサンゼルス・エンゼルスを選んだ一番の理由は?

 大谷投手 本当にたくさんの球団の方々にお話をさせていただく機会をいただいて感謝していますし、エンゼルスだけではなくて、僕にお話をいただいた全球団に感謝しているんですけれども、その中でミーティングを行って、本当に何かエンゼルスに縁みたいなものを感じたので、本当にいい球団だなと思って、お世話になろうと決めました。

 --ビリー(・エプラー・ゼネラルマネジャー<GM>)さんにうかがいます。組織として大谷選手のような(二刀流の)選手を養成しようと考えた一番の理由は何でしょう。

 エプラーGM 大谷選手と話をする時、そして代理の方と話をした時には、どういう計画で今後、大谷選手と関わりを持っていきたいかを説明しました。何よりも我々のファミリーに迎える際には全体の計画、どういうことを考えているかをまず伝えました。

 --マイク(・ソーシア監督)さんにうかがいます。これからどのような形で大谷選手を監督として使っていこうと思いますか。

 ソーシア監督 先ほどビリーが言った通りですが、やはり大谷選手には何よりも二刀流で行ってもらいたい、そういう形で今後も進めていくと説明している通りです。これからのことを考えれば、まず最初のピッチングでシーズンが変わってくると思います。まずはチームで長年活躍をしてもらえるような形で歩みを進めていってもらいたいと思います。

 --大谷選手に質問です。決断に誰かの影響はありましたか。

 大谷投手 そういう気持ちはなくて、まっさらな気持ちで何もなく、各球団の方々と話させていただきましたし、本当にオープンな気持ちで話していく中で、ここに行きたいなという気持ちでお世話になろうと思いました。

 --監督のマイクさんからエンゼルスに関してどういうチームなのか、なぜ加わってほしいか、話はありましたか。

 大谷投手 単純に本当にいいチームだと聞きましたし、一緒にプレーしたいというお言葉をいただいたので、それは本当にうれしかったです。

大谷翔平選手らしい清々しい会見だった。

 

 

ロサンゼルス エンゼルスでの実績・大リーグでの評価

開幕から二刀流で大活躍を見せた大谷は、6月に右肘靭帯損傷が見つかり、約1か月に渡り欠場。7月に復帰してからは打者としての出場を続けてきた。2日(同3日)の敵地アストロズ戦で投手としても復帰したものの、その後、新たな靭帯損傷が明らかに。今期はそれ以降再び打者に専念していた。

地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「オオタニがひとたび(投手として)グラブを置くと、彼はメジャーで最もエリートな打者の一人として浮上した」と指摘。

大谷翔平の活躍を米メディアも太鼓判!!

メジャーNO1プレーヤーと称される同チームメイトのトラウトとともに、エンゼルス打線で輝きを放ち続けている大谷翔平。パワーとスピードを兼ね備える2人が同じチームで3番、4番として並ぶ打線は、相手にとってまさに脅威。今季の怪我が原因で来季は打者に専念することが濃厚となっているが、打者としてだけでもこれだけの活躍を見せている大谷翔平、2019年は一体どんなモンスター記録を残すのか期待が膨らむ。

 


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